【鍔】無銘(京透)”襷透図” 売約済

0917-2

私事ではありますが、この作品に出会い、是非ホームページを更新して御紹介しようと決断した作品である。 寒山先生の箱書きには尾張とありますが、特別貴重小道具鑑定書には京透とあります。 さて他の業者さんも尾張と観る方もいました […]

【鍔】無銘 ”粟穂図”

0916

鍔としては最上格として重宝された赤銅魚子地の献上鍔である。 余りにも細かい魚子地は当時専門職として職人が存在し、余りにも大変な作業ゆえ、江戸時代当時は魚子師の職人としての寿命はとても短かったとの話も伝わる。 粒の更に細か […]

【鍔】無銘(神吉)”三蓋松透図”

0914

比較的小振りな作品が多い肥後金工であるが、この作品は堂々として大振りであり、力強い作品である。鍔として実際に使用されており、切羽がかかる場所が綺麗に残っており、また他の地鉄も時代経過による味わいが深く増しており、見所の多 […]

【鍔】無銘(尾張)”四方猪目透図”

0913

小振りではあるが、重ね厚く、典型的な尾張鍔である。鉄味潤いがあり切羽台や耳に表れた鍛地がとても素晴らしく、良質な地鉄を使用している事が良く分かる。切羽台は上下に引っ張ったように伸びている様は室町末期の時代の特徴であり、後 […]

【鍔】無銘(鎌倉)”紋散花弁紋散図” 売約済

0911

様々な花弁を鋤出彫で立体化し、また様々な花弁を透かしでも表現し、華やか且つ賑やかな鎌倉鍔である。薄手でざんぐりとした地鉄は時代を表し、打出耳は刀装具としての補強と鍔のキャンパスを一層引き締め、広がりのある図案の奥行を構成 […]

【脇指】左少将有文作丁巳二月(刀身銘)正三位有功 ”売約済”

0910

幕末に土佐の南海太郎朝尊に作刀技術を都にて学び、実際に作刀した御公卿さんとして有名な千種正三位有功とその子有文の作品である。高貴な身分の方が作刀した古くは後鳥羽上皇から始まり、武家と公家との関係はつかず離れずの関係である […]

【脇指】兼舎(関)”売約済”

0909

戦後の日本刀の保存と継承に尽力され、現在の日本刀があるのも薫山、寒山先生の御蔭である。その寒山先生の珍しい箱書きと鞘書のある信州兼舎の作品である。 銘鑑には天文頃に後に甲州にて打つ兼舎の子であるか?とあり永禄頃の刀匠とあ […]

【鍔】無銘(吉岡)”紲革図”

0896

典型的な献上鍔である。 吉岡家は徳川家専属の金工家で、主に大名家からの献上品を作成する一派である。 時代魚子地がとても上品で大人しく、耳の回りに紲革を金色絵で表現する事により、拵えに付属した際に視観に訴えてくるようにデザ […]