【鍔】和田一真門 安達幽斎真早(花押)

0694

安達幽斎は備前国河辺村で守谷宮五郎の子として生まれ、十七歳で京都に出て和田一真の門人となる。三十二歳から師の雅号の幽斎を継承して、天保年間に真速と改名した。真早とも銘を切る。 明治維新後は鷹ヶ峰に児童画教習所を作り、友禅 […]

【鍔】平戸住国重 ”雲龍図”  売約済

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肥前平戸に住した国重は当時の南蛮文化の影響を受け、外来文化と日本美意識との融合した作品を残している。 この作品は入念作であり、切羽台や耳にかけて力強い彫口で雲を、繊細な鏨使いで地に小波を隙間なく施し、宝珠を掴まんと勇まし […]

【脇指】薩陽士奥元安 享和三亥二月

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薩摩元直三子にして、大和守元平の弟で作品稀な奥元安の豪壮な大切先脇指である。 比較的元安の作品はこのように大切先で豪壮な造り込み、荒沸微塵に付き、輝き明るく冴え、薩摩の芋蔓と云われている強い金筋が所々表れ、地鉄も美しく詰 […]

【刀】播磨守藤原輝広作

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福島正則と共に芸州へ渡り、その後一派を成した播磨守輝広の作品で、寛文頃の三代晩年か、四代若年の作品である。 刃文匂口明るく締り、美しく輝く小沸が微塵に付き、特に杢目交じりの地景を交えた純然たる地金は黒く澄んでいてネットリ […]

【刀】備中国水田住大与五国重

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江戸時代当時より、相州伝、荒沸出来の豪快な作風がとても人気がある、備中国水田国重一派の代表工であり、出来の良さから当時、銘を消されて正宗や郷義弘として悪用される程の沸の力強さと明るさ、地景や地沸が美しく、その反面現存して […]

【脇指】肥前国住人忠吉作

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新刀最上作にて最上大業物として古来より有名で江戸時代初期より肥前刀の名を高からしめた頭領の初代忠吉の珍しい寸延び短刀である。 慶長期の秀岸銘五字忠吉では桃山時代を表した豪壮且つ華やかな作品が多く、慶長末期から元和期には様 […]

【鍔】信古堂 ”月下群烏図”

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初代の鷲田光時は出羽国庄内に住し、江戸へ出て柳川直光に師事し、光時の工銘を許され、帰郷後に藩工となり酒井家から三人扶持を支給される。先祖は越後国福井の人で松平家の武士であった。 庄内藩好みの小さ刀拵え用の四分一磨地に御多 […]

【鍔】無銘(林藤八)”四方笠文透”

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鉄地とは思えない程の漆黒の地金は引き込まれる程、深く櫃穴の形状や切羽台の特徴、透かしの線は直線的では無く、肥後金工林家流の美意識を投影した作品であり、常の肥後作品とは品格が一段と高く、流石に無銘藤八と極まった作品である。 […]