堀井胤吉は本国近江にて月山貞吉、大慶直胤の弟子であり、明治二十八年宮内省御用刀匠を拝し、明治三十六年四月八十三歳にて没す。
これまた様々な人の歴史と物語を現代に伝える文化財としての作品であり、当時の滋賀県知事である、篭手田安定の注文で作成しており、面白い。
篭手田安定とは平戸藩士で幕末には藩探索方に任じられ、京都にて情報収集を行う。また剣術家として平戸藩心形刀流剣術の免許皆伝、無心流 山岡鉄舟に弟子入りし、高弟となり一刀流正統の証、朱引太刀を授けられた。 元老院議官、貴族院議員、島根県知事、新潟県知事等歴任した。また位階は正三位、様々な勲章も受けている。
長さ:34,2cm 一尺一寸二分 元幅3,1cm 先幅2,2cm 重ね0,67cm
附:特別保存刀剣鑑定書 白鞘入り
価格 ”売約” 致しました 東京都 御人 いつも有難う御座います。