耳に至るまで全面に魚子地を敷き詰め、雲の隆起を平面なキャンパスである鍔面に高低差を付ける事で表現し、その雲の内から現れるとぐろを巻いた躍動感のある龍が金色絵で豪華に表現されている鍔で、やはり幕末の水戸金工は都会的で洗練された上品な作品が多く、刀装具で多く表現された龍図の意匠を上品にまとめる作品はお国の文化と歴史を表現されている。
大きさ:(縦)6,8cm(横)6,32cm(重ね)0,51cm
附:保存刀装具鑑定書 無銘 水戸 Mumei Mito
価格:16万円 Price: 160,000 JPY