加治木島津家の島津久徳公の注文により作刀し、当家から筆頭家老の調所家に伝来し、日刀保の旧会長、山中貞則先生の愛刀として現在に伝わり、当社で保管している刀剣である。
重要刀剣に指定された三振りの内、他の二振りは鹿児島県の黎明館に保管されており、個人で所有出来る最後の一振りである。
出来は師である、伯耆守正幸の傑作にひけを取らず、また正景独特の刃紋と薩摩刀の覇気溢れる作風を組み合わせており、豪壮で重量があり、大名刀として品格も感じる。
第二十七回 重要刀剣指定品 白鞘入り
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