豪華絢爛、この作品一つとっても日本を代表する美術品である事が世界中の方に一目瞭然である。0、数ミリの高低差の中に花弁一枚一枚が浮かび上がるように肉付良く、また菊の花が押し合う程の重なりと緻密さ、鏨を一本一本追って行くと壮大な作業が分かり、腰に差す刀剣の鍔元としても目を引き、長州鍔の様々な技術が凝縮されて表現されている。
無銘作ではあるが、入念作で注文品である事は明らかであり、登城用の刀剣の腰元であろう。表道具としての刀剣、刀装具としての格調高い作品である。
大きさ:(縦)8,18cm(横)7,63cm(重ね)0,47cm
附:保存刀装具鑑定書 無銘 長州 Mumei Chosyu
価格:12万円 120,000 JPY