身幅豪壮、大切先の体配は正に慶長新刀の姿そのものであり、また長物が少ないと云われる大和大掾正則の刀である。 大和大掾正則は一説には山城三条吉則の末裔で、本国は丹後国宮津、越前福居に移り、松平秀康の嫡子、忠直の御抱工となる。
越前彫を施した初代康継の作風に良く似ており、この作品も豪壮な慶長体配に樋を掻き通し時代典型の姿で、更に貴重なのが、正則の年期がある作品が、慶長十三年、元和二年、慶安四年とこの寛永元年であり、名工の年期入りの貴重な作品である。
長さ:69,8cm 二尺三寸 元幅3,2cm 先幅2,5cm 重ね0,75cm
附:保存刀剣鑑定書 白鞘入り 薫山鞘書
価格 ”売約” 致しました。 広島県 御人 有難う御座います。