カテゴリー別アーカイブ:

【鍔】無銘(正阿弥)”市女笠透”

0684

中々に堂々とした大作で、この鍔を装着する刀剣は如何にも豪壮な一振りであったであろう、正阿弥と極まった状態の良い美しい鍔である。 網代で編まれた傘はとても立体的で、紐の表現もとても丁寧な仕事であり、見れば見る程、出来の良い […]

【鍔】無銘 ”双竜図”

0681

打ち寄せる波の力強さと繊細さ、立ち昇る雲から出る咆哮した龍、細部に亘り妥協なき仕事の施し、そして赤銅を透かすという贅沢な作品で、また時代も表しており、上級武士の表差しの腰を飾りまた身分の高さを鍔で表す当時の文化も象徴して […]

【鍔】無銘(古赤坂)”梅樹透”

0676-1

ゴツゴツとして、歪な方向に伸びている梅樹の表現、梅花の古雅な表現、細線のラインや笄櫃穴の形状、決まりのない線の羅列をスキっとした丸耳で締め全体を引き締めた図はとても日本らしい美意識とも云え、古雅で見れば見る程、面白い作品 […]

【鍔】加藤明周(花押)”川辺千鳥図”

0673

加藤明周は陸奥国岩代会津若松に住し、春明の東北遊歴中に入門して師事した。非常に大振りで幕末会津藩士好みらしい、豪壮な造り込みで刀装具としても、その当時の風を感じられ、郷土の歴史資料として貴重である。 大きさ:(縦)8,9 […]

【鍔】信古堂 ”月下群烏図”

0671

初代の鷲田光時は出羽国庄内に住し、江戸へ出て柳川直光に師事し、光時の工銘を許され、帰郷後に藩工となり酒井家から三人扶持を支給される。先祖は越後国福井の人で松平家の武士であった。 庄内藩好みの小さ刀拵え用の四分一磨地に御多 […]

【鍔】無銘(古金工)”猿猴捕月図”

0670

武士の腰に差した己の魂の象徴道具に誡めとして刀装具画題として、好まれる猿猴捕月図である。時代が下がるにつれ、刀装具にも絵画的表現方法が確立するが、この図案はどこか古雅で稚拙な表現であり、古金工らしい作品である。 大きさ: […]

【鍔】無銘(神吉)”枝折竹図”

667

大きく伸びやかな竹葉の洗練された優雅な表現、耳全体を竹図で囲み、強くしなやかなイメージの竹を曲げて、疲れさせた様は武士道精神を表現しており、強くしなやかに自己鍛錬を怠らず、肉体、精神を限界まで鍛錬する事により辿り着く境地 […]

【鍔】無銘(林藤八)”四方笠文透”

666

鉄地とは思えない程の漆黒の地金は引き込まれる程、深く櫃穴の形状や切羽台の特徴、透かしの線は直線的では無く、肥後金工林家流の美意識を投影した作品であり、常の肥後作品とは品格が一段と高く、流石に無銘藤八と極まった作品である。 […]