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【御礼】2017 大刀剣市

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今年も大盛況の内、幕を閉じた大刀剣市で、初日は約1200人の御来場者が見え、熱心な愛好家様が目当ての作品を見つけて値段交渉をしていた現場での熱気と緊張感は素晴らしいもので御座いました。

当社では若い世代の方が拵えを作りたいとの事で小道具を御購入されたり、後藤家の作品を集めているという、若い愛好家様に出会えた経験はとても業界にとって喜ばしい事であり、また海外の愛好家様も根強く、良い作品を集めたいという熱量が冷めておらず、様々な方に御会い出来る機会として、開催に辺り尽力して頂いた組合の皆様に感謝申し上げます。

  晩冬 玉山名史刀

【名品紹介】(小柄)川秀国 ”端午節句図”

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0709-1言わずもなが金工大家、川原林秀興の門人でのちに次女と結婚して養子となり川原林家の二代目を継いだ天光堂秀国の小柄である。

端午の節句とは菖蒲の節句とも云われ、日本では古来、餅米や餅を入れる現在のちまきでは無く、この図のように菖蒲の葉を包んだ物があり、特に京都の祇園祭りでは厄除けの縁起物として配れる風習がある。 外来の西洋祭りよりも、もう少し現代でも日本古来の節句を日本文化として大事にしたいものである。

附:特別保存刀装具鑑定書

価格:38万円

【縁頭】桑老斎利政 ”鉄拐仙人図”


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0708-2図で一番著名なのが、奈良派乗意の作品であるが、乗意の鉄拐仙人は魂を浮遊させたのち元の体に戻ろうとすると体は始末されており、そこにあった乞食の亡骸に入って生き返るという図を表現しているが、こちらの江川利政の作品は魂を七日間浮遊させる前の立派な男振りの鉄拐仙人本人の図を表現している点がとても面白い。 また鉄拐仙人の話は現代でも教訓として学ぶ処大である。

江川利政は水戸に生まれ、初代横谷英精に学び、のちに桂永寿の門人となる。永寿の養子として桂姓を称し家職を継ぎ、久留米藩有馬家の抱工となる名工である。

大きさ(縁)縦3,98cm 横2,31cm(頭)縦3,5cm 横2,12cm

附:保存刀装具鑑定書

価格:15万円

 

【縁頭】無銘 ”田舎風景図” 売約済

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忙しい日々に追われ雑踏の中、仕事をこなす現代人の心の故郷とも云える日本の田舎風景は誰しもが同じように穏やかに、静かに、安らかな気持ちになるのは、江戸時代当時の武士もそうであったであろう。水牛を引く農夫、それをのんびりと眺める四阿の男性二人が籠を片手に何かをつまんでいるのであろう、とても穏やかである。 また仕事はとても入念で金、銀、素銅、赤銅等贅沢に画題を彩り、また水牛が力強く、腰高く表現されている様は、中々に贅沢である。

大きさ’(縁)縦3,9cm 横2,5cm(頭)縦3,4cm 横2,0cm

価格 ”売約” 致しました。 新潟県 御人 いつも有難う御座います。

【縁頭】無銘 ”祇園社頭図”

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京都店の近所にある八坂神社の御縁の御蔭であろうか、度々本ページで祇園社頭図の作品は多く御紹介させて頂いておりますが、この作品も鳥居、人物である賊と源忠盛の表現が素晴らしく、赤銅魚子地に様々な図案が腰高く、素銅、銀、金、赤銅等使用して、圧巻の仕事である。

大きさ(縁)縦3,9cm 横2,0cm(頭)3,29cm 横1,9cm

価格:12万円

【縁頭】平埜信親作 ”牡丹図” 売約済

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幕末の水戸金工は多くの美術性の高い巨匠を多く輩出しており、この作品もとても上品な大名道具と云えよう。 平野信親は藤田元親の門人である。 さらっとした赤銅石目地にモリモリの牡丹花が圧巻で周りの葉は盛り上がる様に茎元を下げて盛り上げて表現しており、ゴツゴツとした樹の幹も赤銅で力強く表現されており、入念作と云えよう。

大きさ(縁)縦3,83cm 横2,24cm(頭)縦3,39cm横1,82cm

附:保存刀装具鑑定書

価格 ”売約” 致しました。 有難う御座います。

【縁頭】大森秀知(花押)”芦蟹図”

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大森秀知は江戸時代末期の仙台の出身で大森英秀の門人、一玉堂英知の子で父の没後に二代英知を襲名したが、まもなく秀知と改める。その後多く門人を輩出した良工であり、江戸両国に住した。

作風は大森式で上品且つ、大胆に下絵を練り丁寧な技法で彫り上げ、仕上げた作品は品位があり、この素銅魚子地に蟹を肉付き良くしっかりと表現しており、技量の高さが伺える。

大きさ(縁)縦3,8cm横2,38cm(頭)縦3,36cm横1,95cm

附:保存刀装具鑑定書

価格:17万円

【小柄】元春 ”於福図”

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上質な漆黒の赤銅地に手入れの行き届いた髪、ふっくらとした銀の顔、妖艶に立ち振る舞う姿は色気があり、一般的な現在のお多福、お福、おかめ等の御面のイメージとは少し趣が異なって感じれる。また裏面の桜の花弁散る模様に笹の葉と鴨の穏やかな表現もどこか哀愁が漂っており、情緒のある作品である。

附:保存刀装具鑑定書 元春(花押)

価格:16万円

【目貫】無銘

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0702-1縦三センチ程度の極小の金具という硬質なキャンバスに銀、金象嵌や色絵を施し、また人物の着ている衣の一枚一枚を丁寧に彫り上げ、バランスの良い肉付きで表現されたこの作品の様な美術工芸品を見ると、つくづく我国の昔の職人の技術に驚嘆させられる。 腰を引きながら恐れ多く果実を進呈する老翁、それを前のめりで興味津々な様子でのぞき込みながら背筋を伸ばしている凛とした女王の姿など、観察すればするほどこの作品に込められた品格が自ずと表れてくる。

大きさ:女王縦3,4cm 横1,7cm 老翁縦3,6cm 横1,7cm

価格:8万円

 

【脇指】但州住法成寺国吉 慶安四年八月吉日 ”売約済”

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0701-3 江戸初期の法成寺鍛冶を代表する刀工、国吉の貴重な慶安年期の入った作品である。 法成寺の故地は現在の兵庫県出石郡出石町鍛冶屋小字お清水の地で、後に江戸法成寺正弘や貞国等の一派が大成し、江戸時代中期の美しく華やかな刀剣文化の礎となった。

寛文新刀の様な華やかな美術刀剣とは少し赴きが異なり、古刀期の名残を残したような地鉄の肌や高低差のある丁子刃は非技巧的で時代を表した典型作と云えよう。

長さ:一尺七寸八分半 元幅3,25cm 先幅2,2cm 重ね0,8cm

附:特別保存刀剣鑑定書 白鞘入り

価格 ”売約” 致しました。 埼玉県 御人 いつも有難う御座います。