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【鍔】無銘(伝平田)”左右州浜透”

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平な鍔な為、写真撮影が難しくこの作品の美しさの半分も御伝え出来ないですが、とても味わい深い鍔である。古金工のそれとはまた違い、肥後の美意識は自然ではあるが、完璧に計算されつくした設計と仕事ぶりであり、素晴らしい

特徴的な櫃穴の形状は作品の奥行を創造し、圧倒的に引き込まれる地鉄の深さ、回りの銀槌目地象嵌がまた作品を引き締め、案外手に取ると薄手で軽く、存在感はとても控えめであり、落し箱に鍔を配置すると重量と薄さを忘れる程、強く引き込まれる世界観はやはり圧巻である。

大きさ:(縦)8,38cm(横)8,2cm(重ね)0,3cm

附:特別保存刀装具鑑定書 無銘 伝平田 Mumei Den Hirata

価格:25万円  Price: 250,000 JPY

【鍔】無銘(大野)”松皮菱紋透”

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やはり大野鍔の醍醐味である、この圧巻の厚みが特徴である。 金山鍔や尾張鍔に通じ、独特な武骨なゴツゴツとした味わいや金山程、強くない鉄骨の隆起、手に持った際の重量感など、特徴が良く表れている作品である。

上品な京透や赤坂鍔よりもしっかりと取った耳の縁取りの太さも、また大野らしく、武骨である。

大きさ:(縦)7,5cm(横)7,2cm(重ね)0,8cm

附:保存刀装具鑑定書 無銘 大野 Mumei O-no

価格:14万円 Price: 140,000 JPY

【鍔】無銘(古金工)”左右海鼠透虫喰図”

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また何とも味わい深い古金工の鍔である。 後の肥後金工の大家である、平田彦三や西垣勘四郎、そして志水甚五へのインスパイアを与えたであろう作風で、茶道の精神でもある、”枯れた” 感じがとても良く、敢えて腐敗や浸食といったネガティブな表現である虫喰のデザインは、また様々な事を感じさせてくれる。

全ての生命は誕生より劣化し、形を変えていき、地に戻るような生命の流れ、また同じ時間は二度とない、経過という止められない波、虫喰われた様までも受け入れ、美術に昇華し、時代経過による変色もまた”美”であると訴えかけてくるようである。

昨今の寺社仏閣が文化財保存の観点から、ピカピカに塗りなおされて、生まれ変わる流れがあるが、二度と取り戻せぬ、時代経過による味わいが失われる流れも、少し考えさせられる。

大きさ:(縦)8,1cm(横)7,15cm(切羽台重ね)0,4cm

附:保存刀装具鑑定書 無銘 古金工 Mumei Ko-Kinko

価格:15万円  Price: 150,000 JPY

【鍔】無銘(刀匠)”素紋図”

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一見ただの板鍔に見えるが、古鍔愛好家の間では、刀匠、甲冑師は特別な価値観を備えており、この作品は鉄地の槌目地が良く表れており、特徴である薄手の造り込みではあるが、手にずっしりと重量を感じ、また小柄櫃穴も時代が上がる特徴の形状であり、刀鍛冶が余鉄を以て鍔を製作した作品であるが、時代がしっかり表現されており、武骨で味のある鍔である。 耳の槌目地も美しく、戦乱の世の中の時代にタイムスリップ出来る美術品である。

大きさ:(縦)8,6cm(横)8,57cm(重ね)0,299cm

附:保存刀装具鑑定書 無銘 刀匠 Mumei Tosho

価格:12万円 120,000 JPY

【名品紹介】大隅国住平正景 加治木島津家伝来品 ”重要刀剣”

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加治木島津家の島津久徳公の注文により作刀し、当家から筆頭家老の調所家に伝来し、日刀保の旧会長、山中貞則先生の愛刀として現在に伝わり、当社で保管している刀剣である。

重要刀剣に指定された三振りの内、他の二振りは鹿児島県の黎明館に保管されており、個人で所有出来る最後の一振りである。

出来は師である、伯耆守正幸の傑作にひけを取らず、また正景独特の刃紋と薩摩刀の覇気溢れる作風を組み合わせており、豪壮で重量があり、大名刀として品格も感じる。

第二十七回 重要刀剣指定品 白鞘入り

価格:御問い合わせ下さい。

 

【名品紹介】肥前国住近江大掾藤原忠広 ”重要刀剣”

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日本刀愛好家が一度は手にした事がある江戸時代を代表する刀工、二代近江大掾忠広の作品である。 一門門弟の代作や代銘が多く存在し、作品数は圧倒的な数を誇り、重要刀剣に指定された長い刀だけでも120振り前後と非常に多く、その理由も作品数が多いだけでなく、現代に至るまで、数多くの刀剣愛好家の手元で所有者の心を満たしてきたからである。

江戸時代の美術刀剣の代表とも云える作風は、米糠肌と云われる地鉄は刀剣初級者でも分かりやすい程、万人が見ても美しいと感じる潤いを保ち、中でも直刃は評価が高い。

特にこの作品は当社、近江大掾を100振り以上扱ってきた、経験上、トップクラスの作品であり、生ぶ刃が残る程、健全な保存状態で、刃肉は打ち下ろし当時のままを保った完品であり、中でも出来が特筆されるほど、匂口輝き締り、その上に分厚い輝く沸が満遍なく敷き詰められており、二代近江大掾の直刃のトップクラスの出来を誇る。

重要刀剣指定品 (附)変塗鞘打刀拵付

価格 530万円

 

 

【小柄】無銘(西垣)”九曜紋二双図” 売約済

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一見、ごく普通の小柄のように見えるが、赤銅魚子地で裏地の仕立ても、どこか江戸風というか、肥後金工としては珍品と云ってもいいような雰囲気の作品である。

一般的な地板を作成し、それをはめ込んで縁で締めるといった技法では無く、小柄全体で一枚赤銅地を成形し作成したようにも見え、とても面白い。上記の技法で製作された小柄より全体的にノペっとしており華やか過ぎず、清閑であり、打ち込んだ魚子も一点一点、目で追うと魚子師の息遣いが聞こえてくるような。 そしてやはり独特の朱がかった九曜紋の色も美観の一つであり、やはり肥後金工の作品である。

附:保存刀装具鑑定書 無銘 西垣 Hozon paper Mumei NIshigaki

価格 ”売約” 致しました。 東京都 御人 いつも有難う御座います。

【縁頭】無銘(二代西垣勘四郎)”四阿図”

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当社でも肥後金工は比較的多く扱っていますが、この作品は直球、ど真ん中ストレート、これぞ肥後金工の精神が反映された作品と云ってもよいでしょう。

綺麗で新しい物を良しとせず、敢えて枯らした雰囲気を出す為に、金色絵を施した頭を研磨して摩耗させ、また上から塗った漆さえも研磨して、残る部分にだけ残すように枯らし、縁の雁の金象嵌を一度はめ込み、敢えて枯れた感を出す為に、また細部の金象嵌を外し、時代経過による劣化のようにみせかけ、そしてそれを美意識として表現している様は肥後金工の精神そのものであり、近年寺社仏閣が綺麗に塗りなおされ、ピカピカな文化財が多く目立つが、茶の湯の精神と文学、歴史を再度日本人が学び、引き算の美や侘び寂びの再認識もまた必要であろう。

大きさ:(縁)3,9cm (頭)3,5cm

附:保存刀装具鑑定書 無銘 二代西垣勘四郎 Hozon paper Mumei 2nd NIshigaki Kanshiro

価格:20万円 Price: 200,000 JPY

【目貫】無銘(後藤)”這龍図” 売約済

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刀装具中、龍図が一番一般的且つ、人気が高いが、この作品も必ずといって良い程、一点は必要である。 出来れば古名短刀の拵え製作の為に、出し鮫着せの黒呂塗合口拵えの目貫として、いや、大名拵えを作成の際、いやほぼ全ての拵えに合う図案がこの龍図で、金龍と赤銅龍はいつの時代も人気が高く、普遍的である。

細部を拝見しても、特に出来が良く、爪や肉付き、ウロコの特徴のある鏨使い等、典型そのものである。

大きさ:(左目貫)約4,0cm(右目貫)約4,0cm

附:保存刀装具鑑定書 無銘 後藤 Hozon paper Mumei Goto

価格 ”売約” 致しました。 東京都 御人 いつも有難う御座います。

【小柄】無銘(古後藤)”蟹図” 売約済

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0885-1刀装具愛好家であれば、古後藤の蟹図の一つや二つは所有しているものである。また鎌倉古名刀の拵えに装着する時にも必要であり、いつの時代も人気である。 また近年では葛飾北斎の波の研究が進んでいるようだが、こちらは遥かに古く、硬い素材に彫り込んでいるにも関わらず、柔らかく見えるこの作品のように刀装具の歴史と美術性も注目されるべきである。

話はそれましたが、プリっとしたプロポーションの蟹は愛らしく、一匹一匹少し形が違う様に時代を感じられ、笄直しではあるが、小柄への仕立て直しも江戸初期ぐらいまで時代が上がる仕事であり、そちらも美術性と時代経過の雅味を携えており美しい。

附:保存刀装具鑑定書 無銘 古後藤 Hozon paper Mumei Ko-Goto

価格 ”売約” 致しました。 東京都 御人 いつも有難う御座います。