【鍔】無銘(京透)”襷透図” 売約済

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私事ではありますが、この作品に出会い、是非ホームページを更新して御紹介しようと決断した作品である。 寒山先生の箱書きには尾張とありますが、特別貴重小道具鑑定書には京透とあります。 さて他の業者さんも尾張と観る方もいましたが、当社ではやはり京透であると観ます。

まずしっかりと均整のとれた大振りな地は堂々としており、切羽台の刃側が特に尖っており、時代が上がる様がみられ、小柄、笄櫃穴も京透の典型的な形とも観え、そして何より地透かしの抜け感と二本の線で表現された襷図は繊細な線と力強さが同居しており、やはり時代の上がる京透の名品として非常に素晴らしい。 また時代の下がる京透かしはどこか簡単で平坦で均整が取れ過ぎた作品が多いが、この作品の細部を拝見すると普段の手より個性的であり、また重ねの厚い点も時代が上がる作品の特徴としてやはり評価出来る。

大きさ:(縦)8,02cm(横)8,0cm(重ね)0,58cm

附:特別貴重小道具鑑定書 無銘 京透 Mumei Kyosukashi

価格 ”売約” 致しました。 京都市 御人 いつも有難う御座います。