一見ただの板鍔に見えるが、古鍔愛好家の間では、刀匠、甲冑師は特別な価値観を備えており、この作品は鉄地の槌目地が良く表れており、特徴である薄手の造り込みではあるが、手にずっしりと重量を感じ、また小柄櫃穴も時代が上がる特徴の形状であり、刀鍛冶が余鉄を以て鍔を製作した作品であるが、時代がしっかり表現されており、武骨で味のある鍔である。 耳の槌目地も美しく、戦乱の世の中の時代にタイムスリップ出来る美術品である。
大きさ:(縦)8,6cm(横)8,57cm(重ね)0,299cm
附:保存刀装具鑑定書 無銘 刀匠 Mumei Tosho
価格:12万円 120,000 JPY