作成者別アーカイブ: info

【小柄】無銘(古後藤)”蟹図” 売約済

0885

0885-1刀装具愛好家であれば、古後藤の蟹図の一つや二つは所有しているものである。また鎌倉古名刀の拵えに装着する時にも必要であり、いつの時代も人気である。 また近年では葛飾北斎の波の研究が進んでいるようだが、こちらは遥かに古く、硬い素材に彫り込んでいるにも関わらず、柔らかく見えるこの作品のように刀装具の歴史と美術性も注目されるべきである。

話はそれましたが、プリっとしたプロポーションの蟹は愛らしく、一匹一匹少し形が違う様に時代を感じられ、笄直しではあるが、小柄への仕立て直しも江戸初期ぐらいまで時代が上がる仕事であり、そちらも美術性と時代経過の雅味を携えており美しい。

附:保存刀装具鑑定書 無銘 古後藤 Hozon paper Mumei Ko-Goto

価格 ”売約” 致しました。 東京都 御人 いつも有難う御座います。

 

【縁頭】(銘)桂永壽(花押)”朝顔図” 売約済

0884
0884-1

やはり九州地方を代表する名工と云ってもよいであろう、桂永寿の作品である。素材代に糸目を付けず作成した漆黒の最上赤銅は、拝見するこちらの背を正す程の品格を感じ、肉眼では確認出来ない程の細かい魚子地は、これまた最上の仕事であり、画題である朝顔も、賑やか過ぎず、さりげなく上品な配置と素材使いで品があり、やはり名工の入念作は大名道具のそれであり、息を呑む美しさである。

大きさ:(縁)3,89cm(縁幅)2,22cm

附:保存刀装具鑑定書 Hozon paper Katsura Eiju

価格 ”売約” 致しました。 大阪府 御人 いつも有難う御座います。

【小柄】(銘)埋忠入道寿閑八十一歳 ”笙図” 売約済

0883

0883-1

0883-2

何とも雅た都の上品さを携え、甲高い笙の笛の音が聞こえてきそうで、とても日本的であり、一件後藤家?いや少し違うと分かる作品で、やはり都の埋忠の作品である。 またとても貴重なのが、埋忠寿閑の銘があり、肥前住人忠吉の作刀に彫物を埋忠寿閑が梅松樹図を彫った作品が現存しており、埋忠家研究の点でも貴重な資料である。

附:保存刀装具鑑定書 Hozon paper Umetada Jukan 81 years old

価格 ”売約” 致しました。 東京都 御人 いつも有難う御座います。

【縁頭】(銘)雍州月光興彫錐 ”蟻通宮図” 売約済

0882

0882-1

蟻通宮図は当社ページにて度々御紹介させて頂いた、刀装具の画題ではあるが、作者は幕末の金工大家で後に多くの門人を輩出し、一派の作風の祖となった、大月光興の作品である。

作風もやはり絵画を岸駒に習い、円山派や長沢芦雪の影響も受けたので、仔細に拝見すると顔の表情や目線の角度のその先に意味があるように感じられ、その路の先の無限の広がりによって、画題世界を脳内で完成させれるアートともいって良い様な、美術性の高い刀装具である。

大きさ:(縁)3,73cm (幅)2,0cm

附:保存刀装具鑑定書 Hozon paper Otsuki Mitsuoki

価格 ”売約” 致しました。 東京都 御人 いつも有難う御座います。

【鍔】(銘)長州萩住友久作 ”菊籬図”

0881

0881-1

 

長州鍔の入念作にはやはり心奪われてしまう。隙の無い黒く澄んだ極精良な鉄地に絵画作品においての筆の強弱を使い分け描く様な、繊細且つ緻密な線細表現、高低差0,0mm程の中に、無限の広がりと奥深さが感じられ、これぞ日本が世界に誇る金工技術であり、激動の幕末に多数の名工を輩出した長州文化や歴史を感じられる名鍔である。

大きさ:(縦)8,0cm(横)7,53cm(重ね)0,4cm

附:特別保存刀装具鑑定書 Tokubetsu Hozon paper

価格:23万円 Price: 230,000 JPY

【鍔】無銘(応仁)”霞文図”

0880

0880-1

古刀匠や古甲冑師鍔のように時代の上がる鍔は独特な味わいがあり、鉄のゴツゴツとした武骨な味わいや経過年数をしっかりと感じられる彫物の枯れた後や霞紋の残り具合等、古鍔を鑑賞する上で劣化=欠点にはならず、逆に美点として評価するのは日本美術独特な美意識であり、勿論大振りで薄型の応仁鍔の特徴もしっかりとあり、しっかりと手入れされた枯れた古民家に味わいを感じるような作品である。

大きさ:(縦)8,52cm(横)8,5cm(重ね)0,33cm

附:保存刀装具鑑定書 無銘 応仁 Hozon paper Mumei Onin

価格:20万円 Price: 200,000 JPY

【鍔】(銘)安親(四代)”寒山拾得図” 売約済

0879

0879-1

初、二代安親は日本金工史を代表する名工であり、刀装具を扱う者で知らない者がいないくらいの有名工であるが、この作品は後代の四代安親作である。

若年の作であろうか、片切彫の鏨使いが力強く、あくまで人物表現は繊細な鏨使いで、中々の表現であり、銘の書体も鏨強く堂々としており、庄内金工を研究する上でも、貴重な作品資料であるといえよう。

大きさ:(縦)6,9cm(横)6,48cm(重ね)0,55cm

附:保存刀装具鑑定書 安親(四代) Hozon paper Yasuchika 4th generation

価格 ”売約” 致しました。 愛知県 御人 有難うございました。

【鍔】(銘)埋忠宗武 ”霞松樹透” 売約済

0877
0877-1

これまた大振りな鍔でデザインもとても日本的であり、良く手入れされた盆栽を眺めているような、はたまた、どこかでこの風景を見た事があるような、いや、どこかの美術館、博物館で見た屏風や襖絵のような。。 全ての日本人に美しいと思うであろう、この作品はやはり都の作品、埋忠家のものであり、美術品として完成された作品である。

鉄味精良な大振り丸形のキャンパスに、形のよい角耳で鍔の内と外の世界を遮断し、直線的な透かし線の霞図はしっかりと表現され、毛彫りの繊細な松葉は優しく、樹の幹はゴツゴツして具体的であり、一幅の絵画としても完成されているような、洗練された美術品である。

大きさ:(縦)9,17cm(横)9,01cm(重ね)0,6cm

附:保存刀装具鑑定書 埋忠宗武 Hozon paper Signed Umetada Munetake

価格 ”売約” 致しました。 米国 御人 いつも有難う御座います。

【鍔】無銘(南蛮)”波濤雲龍図”

0876
0876-1

これまたどのような注文にて製作されたのであろう、巨大な鍔でとても面白い。切羽台や耳より鋤出高彫で彫られた、高い龍図の表現や、さりげなく使用されている金、銀、銅の象嵌が控えめであり、兎にも角にもこの大きさは特筆すべき特徴の作品である。

大きさ:(縦)9,97cm(横)9,99cm(重ね)切羽台0,4cm

附:保存刀装具鑑定書 無銘 南蛮 Hozon paper Mumei Namban

価格:23万円 Price: 230,000 JPY

【鍔】無銘(赤坂)”武蔵野透”

0875

0875-1

赤坂といえば武蔵野図や時雨亭図等が代表的で、赤坂派の図案構成や美意識を継承し、幕末まで様々に表現された作品があり、多様性を楽しむ刀装具文化としても、研究対象として興味深い。

伸びやかな線の重なりに三日月が特徴的な図案で、夜の清閑な時間を連想させ、心落ち着かせ、日本人の心に沁みわたる作品であり、状態も良い為、鉄味が艶やかで潤いすら感じる地鉄に形の良くバランスのとれたデザインが古典的であり、赤坂らしい典型作である。

大きさ:(縦)7,68cm(横)7,66cm(重ね)0,54cm

附:保存刀装具鑑定書 無銘 赤坂 Hozon paper Mumei Akasaka

価格:15万円 Price: 150,000 JPY